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「当然さ、紫乃にふさわしいのは三成君以外にいないからね。それに今までの時間は婚約も同義だったんだ 他の男の文なんて必要ないよ」
「ええ、本当に。私もそのつもりで生きていますもの」
さらりと、しかし情熱的な意味を含んで告げられた言葉は三成の目尻をほんのり赤く染めた。
身に余る光栄、と震えた声は3人の耳には届かなかったらしい。
「さて、こうしてはいられないね。祝言の日を決めて白無垢も仕立てないと……あぁ三成君の晴れ着も忘れちゃいけない。なるべく早い方がいいからね、近いうちに生地を取り寄せよう」
「うむ。三成よ、此度の戦も見事であった。体を休めて今後も精進せよ」
「はっ!」
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