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「受け取っていただけますか?」
「勿論にございます。身に余る光栄で……」
声が震えるのを抑え、三成はそう言うのが精一杯だった。
密かに紫乃を慕っていた幼少期 半兵衛からの申し出は願ってもないものだった。実力を鍛え強さを示すため、交わした約束の兜首千つは数年がかりの長い道のり。
約束を果たした今、それを知った紫乃は「嬉しい」と顔を綻ばせてくれた。あげく献上品を分け与えてくれると。
「秀吉様と兄様にも報告しましたか?」
「は、まだです」
「では参りましょう、私も行きます」
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作者名:クヴァール x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2024年2月19日 10時