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｢せっかくだから味が違うものも作りましょう、フルーツも挟んだりして｣
｢そいつはいいな、明日朝イチでサムさんのところに行ってくる｣
｢私も行くわ。8時に食堂で待ち合わせて、朝食を食べていきましょう｣
｢おう｣
トントン拍子に予定は決まり、パスタが冷めてしまうからと食べつつ話は続く。カスタードもあった方がいいとか、表面をキャラメリゼしても美味しそうだとか。
2人で盛り上がる様子を双子も楽しげに見ていたが、ふとアズールを見るとその唇は僅かに尖っていて。
｢おや？退屈そうですね、アズール。寂しいのなら話に入ればいいのでは？｣
｢べ……別に寂しいとは思っていませんが？寮だけのおやつにせずデザートに出しても良いのでは、と｣
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