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「いただきます」
ぱくり、とパスタを一口。
本当に彼は料理が上手だ。入学したての頃は教えていた立場なのに、今となってはすっかり逆転している。
「アリスタ、明日暇か？」
「えぇ、課題は全部片付けてあるもの。一緒にケーキでも作る？」
「デザートの腕はお前にゃ敵わねぇからな」
心なしか、双子がそわそわし始める。
ジーヴルとアリスタの特製ケーキ。今までに何度か作ってもらったことはあるものの、これがそこらの店のケーキより美味なのだ。
「どんなケーキにしようかしら…ガトーショコラはこの前作ったものね」
「手間はかかるがミルクレープはどうだ？」
「いいわね」
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