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閉店後のラウンジ、歌を終えて掃除のために寮服に着替えてきたアリスタはソファ席にエスコートされていた。両脇には弟たちが陣取っている。


｢忙しいのに聞いてくれて嬉しいわ｣


｢ねーちゃんの歌聞かねぇとかありえねぇんだけど。やる気なくなるしぃ｣


｢僕も同感です｣


｢あらあら、仕事はちゃんとしなくちゃダメよ？｣


そう言いながらも2つの頭を撫でているのだから少々説得力に欠ける。


話し声と掃除の音が聞こえるなか、ふとキッチンの方から声がした。


｢賄いの時間だ、手ぇ空いてる奴は取りに来い｣

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作者名：クヴァール x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2024年1月22日 1時

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