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「す、すごい…！」
同じ学生がつくったとは思えない高レベルのミルクレープ。
紅茶の茶葉も特別なものを使っているらしい。
「どうぞごゆっくり」
「食べたら感想を聞かせてちょうだい？」
「は、はい…このタコとウツボも可愛いですね…」
食べるのがもったいない、とユウは言った。
意を決してフォークを持った時、アリスタの後方に二つの影が見えた。よく見ればジェイドとフロイドで、その視線はどうやら砂糖細工に向けられているようだ。
あまりにも熱烈な視線なものだから、アリスタも勘づいたらしい。
「ジェイド、フロイド」
「はい」
「はぁい」
「あとであなたたちにも作ってあげるからヤキモチしないのよ」
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