【H×H】ゾル家の脆弱な執事です (ページ9)

今日:30 hit、昨日:4 hit、合計:2,428 hit

7 ページ9

ハクオウ以外の執事がどうにも気に食わないようで、ヴィアはひどい時には殺してしまう。

今回は逃げられたが下の兄弟に押し付けるか草むしりでもさせればいいだろう。あとでゴトーに言っておかなければ。

一応別の執事の持ってきた紅茶を飲んでみるが大して美味しくもなく、むしろぬるくて不味いそれに顔をしかめていればノックが聞こえた。

｢なんぞ｣

｢ヴィア様お茶と茶菓子をお持ちしました｣

｢ふむ……！入るがよい｣

ヴィアの顔がパっと輝く。待ち望んでいたハクオウの声だ。

盆片手に部屋に入るとテーブルに置きお茶はもう少しお待ちくださいと制される。

｢先ほど湯を入れたので蒸らせていないのです。ヴィア様、また執事を脅されましたね？｣

｢身の回り全てハクオウでなくば気が済まぬわ、はよう専属になれ｣

｢それはそれは…しかしご兄弟皆様方のお世話が私の役目ですから。脆弱ゆえ満足に出来ているか不安ですし｣

｢十分完璧ではな｢おい姉貴！俺が先だったのにハクオウ取んなよ！！｣

｢知らぬわ貴様は雑種で十分よ｣