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｢そいつは？｣


｢連れてゆく執事ぞ 許可はもらっておる｣


｢ハクオウと申します。以後お見知りおきを｣


胸に手を当てて深く礼をする。男はそんな彼をしげしげと見つめた。


｢俺はクロロ、よろしく

ねぇアンタ どっかで会ったことない？｣


｢はて 存じ上げませぬが｣


申し訳ございません、とお辞儀したままのハクオウ。


クロロには何となく覚えがあるようなないような。初めて見る気がしないのだ。


｢ゆくぞ雑種、他の兄弟に見つかったら面倒ぞ｣


｢兄弟に好かれてるみたいだね｣


｢違う。ハクオウが、ぞ｣

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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2018年7月10日 21時

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