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｢ハクオウ 我は行くぞ、いくら貴様が止めようとな｣
｢おかえりなさいませ お嬢様。
家出するのは構いませんが、その前におやつはどうでしょうか？お好きなものを揃えましたよ｣
どれも好きなものばかり。
だが、毒入りの可能性もある。ヴィアは1回だけハクオウを睨みつけた。
｢毒入りか？｣
｢とんでもございません
お疲れのお嬢様のことを考え、毒抜きでご用意させていただきました｣
ところで、とハクオウ。
｢宛はあるのでしょうか？｣
｢なに 先日庭にいた雑種に連絡したのよ、迎えに来いとな｣
｢庭に？庭にはミケや狼がいるでしょう？｣
こてん、と首を傾げるハクオウに見せた小さなメモ。
去り際にあの男が渡してきたものだ。
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月10日 21時
