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｢ほう、ここが魚人島か｣
｢人魚など物語でしか知らぬが…本当にいるのであろうか｣
ハクアは興味津々のようだがハクオウは疑っているらしかった。
まぁハクアとて全面的に信じているわけでもないのだが。王たるもの用心も思慮も深くなければならない。
本で見たからと言って事実とも限らないのだ。
｢おーし！入るぞ 魚人島！！｣
｢待て、何か来るぜ｣
敵襲か、と何人かが身構える。
やがて来たのは人間によく似た身体の魚、早い話 魚人が数人。穏やかというわけには行かなさそうである。
｢ハモハモハモ！魚人島に入りたければこの新魚人海賊団に下れ！それが嫌ならば海の藻屑となれ、人間！！｣
｢なんぞ 雑種の癖に生意気よな｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他2人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年6月23日 22時
