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｢それは結構だ｣
｢貴様はという奴は…｣
瞬間 船が大きく傾く。向かう先は奈落の底と言っても過言ではない暗闇だ。
｢ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！落ちる！死ぬゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ！！！｣
｢フハハハハハハハ！！！良い、良いぞ！これは愉しいではないか！！｣
｢飛ばされそうである｣
ギル(の鎧)に掴まるハクオウはその手が離れれば本当に飛ばされてしまうだろう。何故ならその片手だけが頼りだからだ。
見ていてハラハラすることこの上ない。
｢ハクオウよ 両手で掴まることを許可しようぞ！飛ばされては敵わぬゆえな！｣
｢これがなかなか愉しいのだ｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他2人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年6月23日 22時
