緊張と恐怖 ページ10
緑side
今日もあの後、コンビニスイーツを買って帰宅。
ちなみに今日はアイスも買った。
こんなんもうダイエット中でもないやん、、
あぁ、もう重岡のせいでストレスは溜まるし、体重も増える…
相談スペースの隣のドアを開けるとベットがある
クッションも布団もパジャマだって
もふもふキラキラにして自己満を貫く。
ほんまはもっとデスクとか事務所とか飾り着いけどな、
これは流星にも言えない秘密。笑
誰かにこんなにもふもふなの好きって気づかれたら恥ずかしいし、もうその人と目を合わせられないと思う。
今日はほんまに頑張った！！
そう言い聞かせてお風呂上がり、アイスを食べる
緑｢なんやねん、アイツ…｣
"……兄ちゃんに伝えて、絶対こっちに移ってもらうからって"
こっちの事情も知らないのに何言ってんねん、
確かに経営は傾きっぱなし。
でも、せっかく先代が残してくれた事務所や
どうでもいい理由なんかで潰したくない
色々俺の事考えてくれる流星はそこは配慮してくれないみたい
重岡は……凄く自分勝手で、変に冴えてて、
全てが見透かされているようで怖い
でも何故か重岡と話していると妙な胸の高まりを感じる
嘘がバレるかの緊張とどこまで知っているのかという恐怖、
普段の依頼でもこんなに高まることは本当に稀。
それに……
意外と、
上着のポケットからさっき拾った名刺入れ。
中見たら重岡のもの
一応いつも持っておこう
何かあった時にこれは役に立つ。
緑｢まっじで疲れたぁ〜みんな自分勝手で嫌やなー、｣
ふわっふわのクッション抱きしめて今日の愚痴をポツポツ呟く
お店行くのは楽しいけど、さらけ出せないのはキツイ
いい子ちゃんぶる必要あるし
おしとやかキャラでやってるもん。
ほんまの俺はもっと治安悪いのに
思っていたよりも心(頭か？)は疲れていたのか、
スマホいじってたらいつの間にか寝落ちした
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
