駆け引き ページ9
緑side
赤｢……ホンマに似てる、
俺、人の顔間違えたことないねん。
でも……神山くん と にじみちゃん、違いが分からへん｣
さすが。
やっと探偵っぽいサガを見せてくれた
髪や背格好で覚えてないってことやろ？
そういう変えうる所よりパーツで覚えてんのか……
こういう違和感からすぐ勘ぐられんのよな
この手の嘘は。
どうしようか……笑
緑｢しょうがない、これだけ教えますね、
……双子なんです。一卵性の｣
わざと耳元で、しかも小声で囁く
赤｢……兄ちゃんに伝えて、絶対こっちに移ってもらうからって｣
変に酔いの覚めてた表情
ほんまは飲んでなかった？ずっと騙されてた？
青｢帰んの？｣
赤｢ちょっと神山くんの事務所に寄ってくる。｣
青｢今日、仕事やで｣
な？、って流星にフられた会話
緑｢朝から分厚い資料を持って新幹線乗っていきました｣
赤｢あれ、今日……うち来たんやろ？｣
緑｢え？！、、お兄ちゃん、寄り道してったんですか？！｣
青｢ちょっ、シゲばらすなって！｣
緑｢どういうこと？｣
青｢あ……｣
緑｢え、ひど、、りゅせさんも知ってた…？
え、私も一緒についてって旅行するつもりやったのに、
寄り道するから置いてかれたんですか、、ひどっ｣
赤｢にじみちゃん、騙されてたの？
ということは神山くんは当分帰って来ない……？｣
緑｢、おそらく…｣
怒涛に嘘塗り固めて、これで当分会わない言い訳も作った。
流星がちゃんと冗談に乗ってくれる人で助かったし、
重岡も拾って欲しい所拾ってくれて優秀や
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
