取り調べ ページ6
緑side
次の日。
連れてこられたのはゲームするとこ？
なんだかレトロな雰囲気……
緑｢え、ここ？｣
青｢上。ついてきて｣
端の階段に向かおうとする流星の後ろについて行く。
すると出てきた背の大きい人
紫｢久しぶりやな、｣
青｢あ、お客さん。シゲおる？上に｣
にこにこしてるけど裏がありそう…
初対面でこんなん印象持つのは失礼極まりないけど、俺の勘は珍しく働いてる
紫｢あぁ…例の……しげは今おらんなぁ〜
ここの店長です！よろしくな！｣
緑｢神山…です、、｣
何となく自己紹介して、また歩き出した流星を追いかける
小さな、あんまり大きくない屋上。
進んだ先のドアには看板に "ナナマガリ探偵事務所" の文字
なんか、いかにもって感じ……
桃｢あ、りゅーせーおかえり｣
中に入ると、ソファーに座ってた男の人が気づく
部屋は……想像してた探偵事務所とは全く違う
もっと、こう、、ぐちゃぐちゃしてる
こういうカフェ、ありそうやな
男の人の真ん前のソファーに座らされた
キョロキョロしてなにか特徴を掴もうとするけど、目の前の視線のせいでそれは出来ない
つい、目が合ってしまった所。
その男の見覚えのある姿に息を飲む
この人のこと、前に調べたことある、知ってる……
せや！警察や！！
確か、小瀧とかって名前…？
流星とか重岡とかは知ってんのやろか、
というか探偵って警察が関わってええの？
桃｢お兄さん、依頼ですか？｣
キラキラした目で、手帳片手に警察から質問される
……すっごく嫌ややねんけど、
バレて取り調べ受けてるみたいで、笑
緑｢俺は、｣
青｢望、ちゃうで！お客さん｣
桃｢お客さん？、依頼以外の？｣
黄｢前言うてた、シゲが引き抜こうとしてた人………？｣
窓際から聞こえてきた早口。
びっくりした、全く気配を感じないし、、影薄いの？
手元には最新のパソコン。
全身黒い服で、細身で……顔はちゃんと見えなかった
桃｢ほら！淳太も挨拶！！｣
小瀧が声をかけると、ジュンタさんは
またパソコンに目を移した。
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
