なんと非常識な ページ5
緑side
赤｢クリップ型か……そういう調査もするんですか？｣
緑｢あぁ！ちょっと、｣
盗聴器事に分けてたエリアやって、
箱からするりと出して確認される
ツレさんが触ってなにか勘ぐられそう
ってか非常識やな、こいつ！
緑｢勝手なことすんな！
ここの所長は俺です！！｣
やや威嚇しながら傍に寄りその手を止めると、
次は食い入るように俺の顔を見られる
緑｢な、に……｣
負けるもんかと目を逸らさないでいると
思いついたかのように目元に触れられる
触れられた手は思いの外冷たくて驚きと共に体が跳ねる
赤｢この目…どっかで、、｣
はぁ？
分かるやろ、普通！
こないだ店で話したはずなのに、こいつ探偵やろ？
緑｢そりゃあっ、｣
青｢こいつの妹がにじみちゃんやで｣
遮るように流星の声。
え、、、っと、？
赤｢あぁぁ！そうやそうや、可愛らしい見た目してなー
どうりで似てる……｣
青｢神山トモヒロ。俺とタメでずっと一緒やった
どう？｣
赤｢へ〜、、あ、ごめん電話や…
じゃ、流星また。神山くんもお邪魔しました。｣
嵐のように走り去って行ったあの人
緑｢え、あの人が上司…？大丈夫なの？｣
青｢まぁ、上司ってほどしっかり役がある訳じゃないけど。｣
緑｢名前は？｣
青｢重岡大毅｣
重岡……か、、
どんなメンツが揃ってんねん…
あれが探偵？……探偵事務所って割とそういう感じなのか？
緑｢そういえば！なんやねん妹って｣
青｢ええから流されといて｣
意味深に笑う流星。
うわっ、きも〜とかって思ったけど言わないであげる
結局その顔もイケメンやからしゃーなしに許す。
緑｢ちょっと興味湧いてきた。
紹介して？その事務所｣
青｢おっ！ええやん｣
緑｢……入りはしないけど、｣
青｢はいはい笑｣
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
