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緑side
なんか喋れ、、俺にも、
赤｢神ちゃ……｣
そこで途切れた言葉。
更に耳を澄ますと次に感じ取ったのはまさかの触覚
ほんの少しの体温を感じた頬から離れたのはしげの唇だった
びっくりして恐る恐る目を開けるとしげはにやけて机へと伏せようとしていた所。
……ここで目が合ったらしげはきっといつものように
なんでも知っていたかのようにして笑うんやろな
それに俺が嘘寝してたことも多分気づいてて…
緑｢しげ、｣
呼んだ声に反応して
顔をあげたしげは想像とは違う表情。
口ぽかんして、目ぇ見開いて、すぐさま飛び上がった
赤｢俺…ごめっ、、
悪い、、魔が差した……｣
……えっ、かわい、、
あんなにめっちゃ考えて、めっちゃ調べて、、徹底してるのにさっきのは素だったってこと、？
何この差。笑
あかん、あかんあかん、、
なんか沼りそ…
緑｢しーげ！｣
しげに飛びついて首の後ろで手を組む
赤｢なぁ、ちょい……｣
しげは恥ずいのか目を合わせないように一生懸命逸らしている
いつもの上から目線でクールなしげはどこ行ったの？笑
緑｢口…寂しいんやけど？｣
赤｢そうやって弄ぶの良くないで？…それも接客業で得たの？｣
俺が優位のはずなのに、ほんの少し見下ろされた視線にゾクゾクして……
緑｢ううん、しげにだけ｣
しげの口角がゆっくりとあがる
想定内の出来事や、、
やっと俺も…
しげの目が俺の口元をじっと見入っている
そういう風に接されるとなんだか恥ずかしくて
もう全て委ねてしまおうと目をつぶる
その瞬間鼻で笑った音が聞こえた
唇まであと数mm
やっと……
ｶﾞﾁｬ
青｢おつかれさ、、……ま、｣
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
