Sounds fun (ページ35)

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赤side

緑｢、っ、どこ行くの？！｣

ジタバタしてるけど目立った抵抗はない
さりげなく掴んだ位置を手まで下げて恋人繋ぎをすると
神ちゃんは嫌な顔したけど笑

緑｢きしょ｣

赤｢そ？俺は好きやけど｣

緑｢男同士やで…｣

やや冷めた目でこっちを見られる
コロコロ変わるその表情はまだ健在で嬉しい

赤｢クレープ食べよ、おごるで？｣

緑｢えっ！まじで？！食べる食べる！！｣

赤｢あれ、ダイエット中は？｣

緑｢重岡が買ってくれるならしゃーないやん！
それよりはよ行こ！｣

ブーブー言ってた繋いだ手も引っ張っていって
男同士ってことを懸念してたんちゃうんか…？笑

キッチンカーに1人で並んだ神ちゃん
戻ってくると2つクレープを手にしていた

赤｢俺はいらんよ｣

緑｢サラダのやつやから、美味しいで？
って重岡のお金なのにな、笑｣

何をしたらもっと喜んでくれる？

赤｢じゃあもらお｣

緑｢やったー！｣

ニコって笑ってクレープを渡してくれる

事務所までの帰り道。
2人でちょびちょび食べつつ歩いていく

赤｢あのさ、神ちゃん｣

緑｢んー？｣

いつもは隠すはずの口元も隠さず無邪気にかぶりついてた神ちゃん。
そんなに食べたかったん？笑笑

よく見ると鼻先にクリームが着いている

なにそれ
めっちゃ可愛い

注意するより先に手が伸びてしまう
頬に手を置いて親指でそのクリームを拭った。

緑｢…っ、ついてた？｣

顔に付いてたことが恥ずかしかったらしい、
拭ったクリームを舐めた

赤｢アパート探してるってほんま？｣

緑｢…え？なんで知ってんの、あ、のんちゃん？？｣

赤｢正解｣

緑｢もしかして、重岡の家泊めてくれる気？笑｣

にこにこして聞いてくる神ちゃん。
ほんまなにを狙ってんねん、この子は……笑

赤｢神ちゃんが良ければええよ｣

緑｢ほんまに好きやなぁー俺の事♡｣

赤｢好きやで？｣

全く本人へ伝わらないこの気持ち。
別に伝わろうか伝わらまいかどうでもいいけど、

まあ下心はありあり

緑｢重岡ってどこまでが本当なんだか……笑
お世話になろっかな、楽しそう！！｣

赤｢いつから来る？｣

緑｢今日！｣

赤｢え？！急すぎるわ！｣

緑｢ええの！行くの！！｣

やっとクレープ食べ終わった神ちゃんにグイグイ腕を引っ張られる

まだまだ昼間なのに急いで戻ろうとする可愛い神ちゃん

やっぱり部屋、掃除してて良かったわ笑

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