Sounds fun (ページ34)

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番外編① ページ34

赤side

最初はただ興味があるだけだった。

顔を覚えるのは得意なはず……むしろそれを強みにしていたのに

双子の違いが分からない。

" にじみちゃんと神山くんは同一人物だ "
と、脳が反応してくるぐらい。

気になったらとことん調べたくなる性格

観察したり、専門機関で調べたり、盗聴したり、、
色々な面からあらゆる手を使って丁寧に調べあげた

結果、

俺は神山くんから目が離せなくなってしまった。

元気がなさそうな時は、なぜ疲れているのか
笑っている時は、なにが面白かったのか

全てを知りたいし全部共有したい

自分でも分かっている。
これじゃあ立派な " アブナイ人 " だと……

だから次は言葉に出すことにした。

俺の事を怖がっているのなら神ちゃんに俺の気持ちを知ってもらおうと、、、

.

依頼書とにらめっこ中。
外から帰ってきたはまちゃんが鼻歌を歌いながら帰ってくる

赤｢はまちゃーん、落し物見つかった？｣

今日の依頼の1つは近所の人の落し物を探すことだ。

はまちゃんは色々神ちゃんに教えるのも兼ねて、
その以来の為、朝から2人で外に出ていた。

紫｢おかげさまで。神ちゃんは今、下にクレープ屋におるで｣

……俺も行こうかな、

ついでにもう1個クレープ買ったろ
神ちゃん、疲れたやろ。朝からバタバタ頑張って。

桃｢……ほんまに好きなんやなぁ〜シゲ。｣

席を立ち、
にやにやして呟いてる小瀧を横目に外に出ようとした

するとスタっと小瀧が立ち上がる

そして絵に書いたようなドヤ顔を作って見せてきた

桃｢神ちゃん、今ひとりで住むアパート探してるらしいで、
シゲんとこ誘ったら？｣

まさかの有力な情報。
礼を言うと満更じゃないような顔してまたソファーにもたれ
スマホをいじり始めた

おい、ケーサツは大丈夫なん？
最近毎日のようにここにおんで笑

下に降りて、左右を見渡す。
クレープ屋なんて…

緑｢重岡？｣

赤｢お、｣

はまちゃんが帰ってきてからはあまり時間は経っていない
けど、神ちゃんはクレープを持っていなかった

買わなかった、？
それとも食べんの超早い人とか、、？

ええな、それも可愛いかも

赤｢クレープ買ってたんやないの？｣

緑｢……節約中やから…あとダイエット中…｣

はぁ、
ほんま…そういう所……

腕を掴んで神ちゃんが来てた方向に進む

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