守りたい ページ30
赤side
当たり前じゃん。
そんな言葉が後に続いてきそう
引き込まれるような神山くんの本気な目
あかん、守ってあげたい
俺に怖がってんのにな笑笑
昔からの癖やった。
自分の知らないことがあるのは怖い
どうすれば、それを取り除ける？
俺は神山くんの事が心配で、
全部調べて、いつでも行動を知っておきたい、
それが故にGPSや盗聴器をつけてしまうのかもしれない
神山くんが嫌な思いしないために俺が守らないと、
緑｢……これ、返すね｣
出てきたのは無くしてた盗聴器、俺のもの。
神山くんの事務所にでも回収し忘れてたのかな？
赤｢ありがと、これが怖い理由？｣
緑｢いや？……何考えてるか分からないもん｣
あれ
そんなこと、？
俺の考えなんて単純やで
緑｢重岡はもう俺の事全部調べた？｣
赤｢ん？｣
緑｢どうせ全部洗ったんやろ？最初から。
どっから知ってたの、いや…どこまで知ってんの？｣
なんも知らない。神山くんのことなんてまだ。
赤｢知りたい？｣
緑｢えー、もったいないぶらないでや笑｣
赤｢仕事は？このまま？｣
神山くんのケバブ屋で働いているのは本当。
営業許可証はしっかり提出されていたし、実際に見に行った時にはイケおじと共にキッチンカーで仕事をしてた
緑｢うん。めっちゃ楽しいし、やりがいしかないで？｣
赤｢ナナマガリもやりがいMAXやで。
それにとっても刺激的。｣
緑｢…ん？なに、勧誘？笑
慣れてないなぁ〜接客業とか向いてなさそー｣
赤｢そらそやろ。にじみちゃんには勝てない｣
緑｢あ、笑｣
あれ？バレたか……笑
赤｢可愛らしかったもんな｣
緑｢にじみの時はな｣
赤｢いや？今も可愛いよ｣
顔色も変えず
ありがとう、って。
少しでもコミュニケーションを取れれば、怖さだってきっと…
緑｢じゃあ、帰る｣
赤｢そ。小瀧とは付き合ってんの｣
緑｢そんな訳、、｣
赤｢俺は神山くんのこと好きやで｣
緑｢、、ありがたく言葉、頂いとく｣
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
