間違いなく本当 ページ23
赤side
[緑｢……流星に黙っててな、
実は、、借金あって…｣]
電話の向こうからはすごく小さい声
結構な…額あんのかな、
[緑｢そういうことやからごめん、迷惑掛けて…じゃあ切る…｣]
赤｢待って。今おる人に変わって｣
[緑｢え、？｣]
粘り強くお願いすると、神山くんはしぶしぶ電話を変わった。
[｢……なんやねん、｣]
赤｢神山の借金、肩代わりする｣
.
赤｢こんばんはー、、あれ、流星？｣
一昨日、見栄張って神山くんの借金を肩代わりすることになった
午前中に振込に行ったけど、
まぁ、たいそうな額やったわ笑
もし神山くんによる自作自演の詐欺とかやったら
それはそれで楽しいけど。
そしてそろそろ日付が変わる頃。
いつものように事務所に手伝いに来た。
けど、
鍵は空いていたもの、
いつもあった事務用品のみしか残っていない。
神山くんのふわふわも流星のカメラ置き場も、、
急いで流星に電話
赤｢おい！もう引き払ったんか？！｣
[青｢あー、言ってなかったっけ｣]
赤｢知らん！大事なことやん！日にちくらいすぐ言えって！
神山くんは？｣
神山くんは間違いなく昨日退院したらしい。
それで、流星と今日の午前中までに事務所を片付けた。
じゃあ、もうここは、、神山くんの事務所は、
俺の……せいか、
ごめんなぁ、
元、神山くんのふわふわがあった席
下から二番目の引き出しを開けて、天板から機械を取り出す
マグネットの盗聴器
……これは見つかってなかったのか、
電源を切ってポケットにしまう
[青｢シゲ、｣]
赤｢なに？｣
[青｢神ちゃんがな、シゲに会いたいって、｣]
赤｢どこにおんの、？直ぐに会いにっ、｣
[青｢もうしばらくは帰ってこないと思う｣]
淡々と喋っている流星、
でも、なに言ってんねん
会いたい言うてんのそっちやろ？
それなのに帰ってこないって…
[青｢やから、シゲの住所だけ送っといた｣]
赤｢……そっか。ありがと｣
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
