間抜け ページ17
緑side
緑｢重岡のとこ！、納得いかない、、重岡なら話してくれるはず、やから、、｣
青｢裏切られたとしたらどうすんねん！！｣
走り出そうとした腕を流星に掴まれた
でも、
もうその時には冷静になろうとする頭なんてなくて
緑｢離してっ、嫌やぁぁ！！｣
やっとの事で蹴った左足が腹に埋まったみたい
よろけた流星の隙をみて外に出ようと長い階段を降りる
重岡に理由さえ聞ければ……
もうすぐ外。
最後の踊り場が見えた瞬間、
階段を踏み外して体だけが前に倒れて行く
緑｢っあ、…｣
遠くから聞こえてくる足音。
青｢ちょ、！神ちゃん！！神ちゃん！！｣
.
赤side
赤｢もしもし｣
[青｢なんで盗聴器なんて仕掛けたん？｣]
赤｢……別に？他意はないで。仲間にしたいだけ
知りたいねん。全部を｣
夜遅くに電話がかかってきた
珍しいな、流星に限って……
[青｢……お前のせいやで、ほんまに
もう神ちゃんのこと仲間には出来ない。諦めて｣]
赤｢は？なんで、盗聴器で？結局有力な情報なんて聞こえなかったで｣
不思議なこと言ってくる。
相手の気量図るためにこういうの仕掛けるくらい普通のことやろ
[青｢もう当分会わないで、、、頼む。｣]
電話の切れた音。
騒がしい事務所も今日は俺と淳太だけ
………どの盗聴器がバレた？
パソコンを開くといくつか赤い点。
その中の1つが青い色に変わっていた
まだ大丈夫。
でも神山くんが心配やな、
大丈夫やで、俺がいつまでも見守っているから
はよ元気になって、顔見せてや
な？
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2024年3月12日 10時
