Sounds fun (ページ15)

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最後の依頼ページ15

緑side

／｢こういう者です。依頼って誰でも出来んの？｣

褐色気味な肌、コートに身を包んだこの店には似合わない人
名刺を見るとナナマガリ……

断ろう。

緑｢すみません、嬉しいことに沢山の依頼を抱えていまして
桐山さんの依頼に十全に答えることは出来ないかもしれません｣

"あ、じゃあいいです。"

そう言って、帰ってください、、
もうこれ以上そっちの事務所に振り回されたくない
別に移る気もないのに。

橙｢あ、別にええよ、最後になってもいいから
この人について……｣

こっちの考えを無視してどんどん話を続けていく桐山さん
え、どうしよう、
これ止められないやつやん！

グルグル言い訳を考えている間に、桐山さんは薄い小さい封筒から写真を数枚出した

緑｢……え、｣

橙｢この人や。神山、、とか言ってたな｣

出てきたのは俺の写真……

この服やから2週間前くらい？
あぁ、あの日や重岡の尾行をしてた時、、

ってことはこの依頼は、自分で自分のことをまとめて
桐山さんに提出するってことでしょ？

そんなん絶対無理や、断ろう

緑｢すみません、できません｣

.

結局、桐山さんに押し切られて
背負っているリュックにはさっきの封筒。

気がつけばさっきからため息しか出ない

見上げると事務所に明かりが付いている

階段を駆け上がって事務所の玄関を開けた

青｢おかえり｣

緑｢なに呑気に？！桐山さんに俺の事売ったやろ！
もう！！まじであり得ない！｣

封筒を流星の目の前に出して貯めてた怒りを全部出す
それを手に取ってじっくりと写真を見てた

緑｢今日、桐山さんがこの人調べてって依頼しに来たんやけど、どういうこと？俺ん事分かってて聞いたん？｣

青｢………｣

緑｢聞いてんのりゅーせー？なぁ、俺喋ってんねんけど
なに真剣な顔して、、、嫌なんは俺の方やで？｣

青｢これ、俺の写真ちゃう｣

緑｢……え？｣

青｢ここブレてるやん。こんなん多分消すやろ俺。｣

指さした所を見る
明らかにブレてるけど、、

そういえば前にちょっとブレてただけで
凄く重要な記録を消した事もあったっけな……

青｢それに売ってないし｣

緑｢あ、、そうか……ごめん、疑って…｣

不機嫌そうな顔してるからそれ以上は聞かなかった
流星じゃなければ、
誰が……こんなこと……

仕向けるとするなら重岡…か、、？

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