『優しい森の大妖精』 ページ2
紫「‥‥‥もう結界が弱っているわね・・・・・・」
深い、深い、妖精や妖怪が住む森にいた大妖怪がそうつぶやいた。
蘭「紫様・・・・どうゆうことですか？」
狐の妖怪が大妖怪に問う。
紫「昔、この森に力の強い大妖精がいたわ。」
蘭「あの氷の妖精といるこのことは別ですか？」
紫「あの子とは違うわ。もっと強力な力を秘めた妖精よ・・・・。」
その妖精が住んでいた森にある日、人間が森に迷い込んできた。
優しかった妖精は、人間に「どうしたの？」と質問した。
道に迷ってしまったと人間は言い、妖精が出口を案内してくれた。
その次の日からだった。おんなじ人間が何回も森に来ては、妖精と遊んだ。
ある日、人間が妖精に言った。
きみの友だちをちょっと貸してくれるかな？と。
妖精は、どうして？ときいた。
人間は、君の友だちとも、あって仲良くなってみたいんだ！と言った。
優しかった妖精は、人間に「いいよ！」といい、友達に紹介して、仲良く遊んでいたのかと思っていた。
次の日、友達が人間と遊んだまま帰ってこなかった。
嫌な感じがした妖精が、森中あちこち探した。
すると、小さな小屋があった。
妖精は、「こんなところあったっけ？」と思いながら中に入ってみた。
すると、残酷な光景が広がっていた。
妖精たちが、血を流し倒れているのだ。
その中には、妖精の友達らしき死体もあった。
皆髪をもぎ取られ、羽がちぎられている。中には、目玉がない妖精までいた。
妖精は、しばらく固まっていると、背後の気配に気づいた。
そこには、あの人間がいた。
その後、妖精は片目をもぎ取られ、髪をちぎられ、羽をちぎられ、無残な姿になってしまった。
妖精は人間がいなくなった後、よく自分の体を見た。すると、人間のちぎり方が雑だったため、羽と髪の毛が少々残っていた。
妖精は、普通の妖精よりも力が強かったため、力を発揮して羽と髪の毛は戻ってきた。
しかし、目玉は残りがなかったため、元に戻すことはできなかった。
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作者名：大将オロチ x他1人 | 作成日時：2016年3月2日 22時
