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コツコツと静寂の中私達は進む。
白い白い会場を赤く灯すカーペットの上を、何よりも固い絆で結ばれたせんせいと一緒に進む。
今日、私の婚約者が決まるのだ。
そして、扉は開かれた。
目の前に広がるのはキラキラとした景色。
100万ドルの景色よりも綺麗なんて、少しクサイセリフだけど言ってみたりなんてする。
それくらいキラキラしていた。
『…わぁ、綺麗…』
思わず声が漏れる。こんなキラキラとした世界生まれて初めてだ。
キラキラに遅れて、力強い声が会場を支配する。
「ドルケリ公爵令嬢のおなーりー！」
一礼をしてキラキラに負けないくらいの笑顔を浮かべ、私は前を見た。
目の前にいたのは私の大好きなみんなで、驚くよりも先に誰かも分からない1人が言った。
「A嬢、私と結婚してはくれませんか」
私、だなんていつもは使わないそんな一人称に、雰囲気も相まってドキッとする。心臓が早鐘を打つ。
キリヤン・クチイナ
スマイル・リングエ
キントキ・ミクロフ
シャークン・スクアロ
ブルーク・カルネ
ナカム・カラメラ
ゾム・ラガゾ
ロボロ・ピコロ
ウツ・ジルズィア
シャオロン・ポポライ
トントン・ディフィコルタ
グルッペン･フューラー
コネシマ・ドルケリ
全員、私にしか見せない恋をしている顔をしていた。
私は誰の手を取ればいいのだろう。
dn「私…いえ、俺もいますよ。A様。もう、かわいいなんて言わせませんから」
『ドーナさん…？あなた、女性ではありませんでした？』
dn「ええ、でも俺はずっとあなたの王子様になりたかったので。どうか、私を選んではくれませんか？」
そうドーナが手を差し伸べる。この手を私は選ぶべきなのだろうか。
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彩世(プロフ) - ()さん» コメントありがとうございます！長らくお待たせしましたが、完結までご愛読いただきありがとうございました！新作の方も更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2月20日 20時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
() - 完結おめでとうございます！！新作も見させていただきます！！ (2月20日 10時) (レス) @page28 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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