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表面上の挨拶を交わし、その場を去ろうとすれば引き止められてしまった。
嫌ですわ。この方なにか企んでいそうに見えますの。ヒロインのように悪役にノコノコついていって、痛い目にあうのは嫌です。
mr「私の部屋にに来ませんか？私、ドルケリ嬢と沢山話して仲良くなりたいです。この場所では、静かにお話することはできませんものね」
ミラは静かに私の陰口を言う令嬢に目をやる。その瞳は一見威圧するような強かな目だが、私には勝ち誇ったようなものにしか見えなかった。
ここで彼女についていくことに、私は警告音を鳴らしまくっている。危ない、と本能が言っている。
でも、貴族としてという以上相手を断ることは好ましくない行為だ。
『ええ、構いませんよ。私もフローラ嬢と話したいです。ですが、私の従者を連れて行ってもよろしいでしょうか？彼の入れる紅茶はとても美味しいのですよ。よろしければ、フローラ嬢にも飲んで頂きたいですわ』
mr「まぁ、素敵ですわね。それなら私はシェフに頼んで紅茶に合うケーキを用意してもらいますわ。楽しみですね」
連れていくのは、観察力の優れたマンちゃんにする。マンちゃんはエミさんの入れる紅茶には劣るが、かなり美味しい。そこらのメイドなど比べ物にもならないくらいです。
マンちゃんも私とミラの表情を見て悟ったようだ。いつもは細めている目を少しだけ開けて、観察をしている。
いざとなればマンちゃんには魔法がありますし、嘘を見抜くのは容易いことでしょう。マンちゃんは魔法を使わなくても表情を読むことに長けていますから。
ミラに連れられ、部屋に着く。
いかにも女子、な部屋だ。それでもどこかお嬢様を感じるのは部屋の広さと綺麗に整えられたベッドやカーテンのおかげだろう。
mr「さぁ、お座りになって。ここでは無礼講よ。どうか私のことはミラ、と呼んで？敬称は不要ですわ」
『ありがとうございます、ミラ。それなら私のこともAとお呼びください』
mr「ふふふ、これだけでAと距離が縮まったみたいで嬉しいわ！」
『私もそう思いますわ』
警戒レベルはどんどんと上がっていく。楽しそうに話す彼女はやはり、何か黒いものを腹に抱えているようだ。話す度にそれが溢れているのが感じられる。
これが貴族なのだ。
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彩世(プロフ) - フローラさん» コメントありがとうございます！ご要望のものと少々ズレてしまったような気がして気を揉んでいましたが、そのように言っていただき安心しました笑。こちらこそリクエストありがとうございました！ (2022年8月28日 10時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - 夢主ちゃんかわいいです!最高です!ありがとうございますぅぅぅぅう！ (2022年8月27日 21時) (レス) @page43 id: 900a61e15b (このIDを非表示/違反報告)
彩世(プロフ) - フローラさん» 初コメandリクエストをありがとうございます！了解致しました！体調も気遣って下さりありがとうございます！これからも応援の程よろしくお願いします！ (2022年8月17日 9時) (レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - 初コメしつれいします！リクエスト良いでしょうか?夢主ちゃんとWTで遊び（デート）にいって夢主ちゃんがとんでもなく可愛い、と言うのはどうでしょうか？これからも体に気をつけて頑張ってください!応援してます！ (2022年8月16日 23時) (レス) @page24 id: 900a61e15b (このIDを非表示/違反報告)
彩世(プロフ) - こいろーsyp推し！さん» コメント＆リクエストありがとうございます！長かった呪鬼編もようやく終わることが出来ました！リクエスト了解しました！これからも頑張りますので、これからの展開にご期待ください！ (2022年8月14日 9時) (レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
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