#7 ページ7
．
「…もう大丈夫。ごめん」
目「全然へーき。ごめんじゃなくて、ありがとうがいいな」
「…ありがとう、目黒。」
目「いつでも胸貸すよ」
「…ばか笑」
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目黒のおかげで気持ちが軽くなって、少しだけ泣いたから気分もスッキリした
…目黒って、魔法使いみたいだ
．
目「俺向こうの資料取ってくるから、Aこの資料探しといて、？」
「ん、分かった」
．
．
私が探していた資料は棚の1番上にあって、背伸びしても届かなさそうと判断。脚立を使って取る事にした
．
「え」
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資料を取った瞬間、グラつく足元
左足がすべって体が宙に浮く感覚が私を襲う
咄嗟に目をつぶった
．
．
ガタガタと落ちる資料と音と背中に感じる大きな手の感覚
目を開けると目黒の顔が至近距離にある
…いや、だから近いんだってば
．
目「だ、大丈夫？」
「大丈夫…ありがとう、」
目「…お前、そんな危なっかしかったっけ」
「う、うるさいな」
．
至近距離のまま話し出すから恥ずかしくなって目をそらす
ふはっと私をバカにするように笑うから少し腹立つ……
．
目「ふ、笑かわい」
「は、、っ！？」
．
まただ。突拍子もなく爆弾発言だ。そしてみるみる赤くなる自分の顔。目のやり場に困る
．
．
目「…キスしていい、？」
「…な、にいってんの」
目「………A、可愛すぎるから。反則」
「…え。？…めぐ……っ、」
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目黒？って聞き返そうとした時には頬にキスを落とされてて、簡単に思考停止する私の脳
にやりと笑った目黒の顔は今まで見た目黒の顔で1番かっこよかった
…なんて、口が裂けても言えない
．
．
目「…ここでこんなことしてるの秘密ね」
「…私まで共犯にして…」
目「嫌なら、拒むでしょ？」
目「……俺のこと、好き、？」
「……」
．
それだけ言い放って先に資料室を立ち去ってしまった目黒
．
「……あっつ、」
．
目黒に触れられた頬は、ジンジンと熱を帯びて私の体を支配する
ドキドキうるさい胸の音。目黒に触れられたとこ全部熱い
…ねぇ、私は目黒が好きなの、？
．
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作者名：相翔 | 作成日時：2020年8月9日 14時
