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来ないで欲しかったような、来て欲しかったような月曜日がやってきた
いつもより、少しだけ丁寧にメイクして、アイシャドウを変えてみた
…浮かれてるの?…そんなんじゃないよ。
心の中で自問自答するのがばかばかしい
はっきり言おう。浮かれている。目黒を意識しだしている
こんな状態で前みたいに目黒と接することなんて絶対できないからできるだけ話さないようにしたい
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「康二先輩おはようございます」
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康二先輩は、同じ課の先輩で、翔太先輩の同期でもある人。いつもかわいいって言って飴をくれる優しい先輩
康二「おはようA!今日も可愛いな〜!あめちゃんいる?」
「はいはいありがとうございます。あ、飴ください」
康二「相変わらず冷たいねんAは〜!そんなとこも好きやで♡」
「先輩彼女いますよね?」
康二「しー!」
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これが毎朝のルーティン。これをしないと康二先輩は満足しないらしい。関西人特有のやつなのか?わかりません
目黒は…、居た。でも必死にパソコンとにらめっこしてる
…あーゆー真っ直ぐなとこが目黒のいいとこって、知ってるからこそ気になってしまう
きっと一途なんだろうな、目黒って
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康二「…そんなにめめのこと見つめてどうしたん?」
「え“っ、いや、別に…」
康二「好きなん!?もしかして!!」
「違いますから。早く仕事してください!」
康二「わかったから〜!あ、A、資料室からちょっとこの資料取ってきてや〜」
「分かりまし「めめと一緒にな♡」」
「っは、?」
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康二先輩?!と声をかけようとした時にはもう時すでに遅し。目黒に康二先輩が声をかけてて目黒が頷いてた
康二先輩を、キッと睨みつけたけど私の視線も届くことない
あんまり目黒と関わらないでおこうと思ってたのに。
私の思いは一瞬で撃沈してしまった
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作者名:相翔 | 作成日時:2020年8月9日 14時