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「……なんで私振られたんだろう」
目「さっきからそれしか言わないじゃん」
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2ヶ月前、半年付き合っていた会社の先輩(課は違う)、翔太先輩に振られて、24歳、フリー。
現在絶賛傷心中です。
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目「……で、翔太先輩に嫌われるようなことしたの？？」
「……いや、これが特に怒らせるような事した覚えなくて。翔太先輩もあんま怒るタイプじゃないし。やっぱ飽きられちゃったのかな。」
目「…今も好き？」
「んー、なんかもうわかんなくなっちゃった。」
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会社帰り。唯一の同期で廊下を暇そうに歩いてた目黒を捕まえて居酒屋へ来て。私の恋愛話を聞いてくれる目黒はなんだかんだ優しいやつ。
学生時代から男友達が多かった私と目黒の性格は合うみたいでよく飲みに行く仲。先輩たち(目黒可愛がり隊)から羨ましがられたりもするけど
私と目黒は、ソーユー関係にならないって思ってる。勝手にね。
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「…なんかもう何もかも忘れたい気分……。あ、定員さん生追加で」
目「飲みすぎ。やめとけって」
「じゃあ、この1杯で終わる。」
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1杯で終わるなんて言ってたけど、結局あの後、さらに2杯も飲んで。結構酔ってるかも
明日土曜日だし、気が抜けて眠いし。なにより目黒いい匂いするから余計眠い
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目「…もう終電ないけど、どーすんの？ウチくる？」
「え、いいの？行って。」
目「汚いけど、いい？」
「全然へーき。惨めな女を一日だけ泊めてよモテ目黒」
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何度か来たことある目黒の部屋。メイクを落としてシャワーを素早く浴びてリビングに行くとテレビを見ている目黒がいた。
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「シャワーありがと。シャワー浴びたら少し酔いが覚めた」
目「…そ。先寝てていいよ」
「いや、大丈夫。待ってる。」
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目黒がシャワーをしている間にささっと目黒の部屋を片付けて、髪の毛乾かしてソファでくつろぐ。
男だからなのか目黒は10分でシャワーから出てきた。
…目黒って、やっぱ水も滴るいい男ってやつだな。
イケメン。
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目「…何見てんの？俺なんかついてる？」
「いや？目黒ってイケメンだなって感心してた」
目「…今更何言ってんの笑」
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作者名：相翔 | 作成日時：2020年8月9日 14時
