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「んん……、」
圧迫感というか、窮屈さで、目が覚めた。
今何時だろう。
ぼんやりと、携帯を探すけれど見つからない。まぁ、今日は休みだからダラダラしてても別にいいか、と時間を知ることを諦めた。
「…ん、」
「！？」
そこで、圧迫感の原因を知る。
寝ていれば天使の悪魔だ。彼の足が体に絡みついている。シングルベッドに大の大人が二人。
窮屈に決まっている。
「ちょっ…と！二宮くん起きて！」
「んー…、なに…。俺まだ眠いんだけど」
「眠いじゃなくて何でここに居るの」
「くっついた方があったけぇじゃん」
「あったかくなくていいし」
彼に背中を向ける形で寝ていた私を、彼は強引に私の方向に向かせる。男性としては少し小柄で華奢な二宮くんだけど、胸板の感じとかはちゃんとオトコノヒトのそれだ。
ポスンと抱きしめられるように引き寄せられる。
「飲み会で変なもの食べたでしょ？昨日から変だよ」
「食べてねぇよ」
クスクス笑う。
クリスマスの朝というのは関係あるだろうか。関係ないだろうか。
寝起きだからだろうか。
…こっちの方がしっくりくる気がする。
何だか、二宮くんがいつもに増して甘ったるい、ように感じる。
「A」
寝起きで(ということにしておく)甘ったるい声が、私の名前を呼ぶ。
交わった視線は、なんだかやけに熱っぽい。
この甘さはあの日以来かもしれないな、とぼんやりと思い出していれば、瞳に困ったように笑う二宮くんが映った。
こんな表情は珍しい気がする。その表情のまま、彼は口を開く。
「…そろそろ俺ら、付き合いません？」
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かお(プロフ) - ぱるるんさん» ぱるちゃん！ありがとう！番外編とか続編はありがたいことに結構言っていただけるからどうしよう…！って感じです(笑)お恐れ多いこといっぱい言うなー！恥ずかしい！って感じだけど(笑)、いつもありがとう！次回はNさんじゃないけどよかったら！！ (2016年4月5日 11時) (
レス) id: 2b1e9a8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - ももかさん» ありがとうございます！触れたら低温火傷しそうなキャラばっかりですが、そう言っていただけて嬉しいです(笑)次作はNさんではありませんが、お付き合いいただければありがたき幸せ(影山) (2016年4月5日 11時) (レス) id: 2b1e9a8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - しいさん» ありがとうございます！こちらこそお付き合いいただけて嬉しいです〜 なんというかここの二宮さんは低温火傷しそうな感じだなぁと書いていてむず痒かったです(笑)一気読み！疲れるかと思いますがよろしくお願いします〜！ (2016年4月5日 11時) (レス) id: 2b1e9a8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - ずんさん» こちらこそおつきあいありがとうございました！少ないキュンでしたが…この2人のキュンを配給できてよかったです。次作もお付き合いお願いします！ (2016年4月5日 11時) (レス) id: 2b1e9a8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - (名前)ていくさん» こちらこそお付き合いいただきありがとうございました！甘いんだしょっぱいんだか、不思議なカップルでしたが…(笑)気に入って頂けたなら書き手冥利につきます。笑 (2016年4月5日 11時) (レス) id: 2b1e9a8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かお
| 作成日時：2016年2月21日 17時
