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一週間の練習期間も過ぎ去り、ついに体育祭本番となった。開会式にある、割りと長い校長の話、各組の団長の話を軽く聞き流す。




第一種目となるのは、全学年出場の玉入れだ。うちのクラスからは紫耀と、その他数名の生徒が輩出された。




先生の合図で一斉に玉が飛び交う。ちなみに、私たちもB組は青組、岸くんたちのA組は赤組となっている。




青色の玉も赤色の玉も、どちらも同じくらいの数になっている。どちらが勝っているか分からない状況で、終了の合図が鳴った。




各組の代表者が玉を数えていく。1、2、3と。青組は22、赤組は24と僅差で負けてしまった。生徒席に戻ってきた紫耀は悔しそうにしていた反面、楽しそうにもしていた。




騎馬戦や綱引き、色々な種目が行われていく中、ついに徒競走の番となった。出場者席に向かう途中で、紫耀から“頑張れ”とエールをもらった。




本番は練習と違い、やはり少し緊張する。次々に順番が回っていき、緊張を解す暇もなく、自分の番が来てしまった。




合図が鳴り、一斉に駆け出す。先頭を行く人とかなり差が生じてしまったが、2番目を行く人との距離はさほどない。




自分の中にある体力を出し切り、追い抜こうと走り抜ける。途中、また転んでしまうのではないかと言う恐怖心に襲われたが、結果は2位と、いい成績が残せた。




生徒席に戻れば、紫耀がわざわざ私のそばまで近寄ってきて、“めっちゃ凄かった!”とまるで自分のことのように喜んでいた。

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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました! (2019年8月22日 11時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして!面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:も。 | 作成日時:2019年8月15日 5時

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