14 ページ14
結局昨日は中々寝付けず、少し寝不足気味だ。そして、私は今外行き用の服を選んでいる。起きた途端、紫耀が突然遊びに行こうと言い出したのだ。
赤色のオフショルダーに、黒のロングスカートと言う服装で部屋の外で待っている紫耀の元へ行く。紫耀は涼しげな青を基調とした半袖のカーディガンに、白色のTシャツを着ていた。
プラス首元にお洒落なアクセサリーをつけていて、高校生とは思えぬほど大人っぽかった。
紫耀は私に気づくと、目を見開きぎょっとした顔で全身を見つめる。何か可笑しかっただろうか。それとも似合っていないとでも言いたいのだろうか。
しかし、そんな私の考えの遥か上を行く答えが出てきた。
『肩！何なんその露出！足はまぁ出てへんけど……肩！』
「もー別にいいでしょ！何、可愛くないの？」
『めっちゃ可愛い！』
「ならいいじゃん。ほら、もう行くよ」
紫耀の手を引っ張りながら家を出る。小さい頃は私がこうやって紫耀の手を引っ張っていたものだ。今ではそんなことをする回数も減ったなぁ。
『俺とのデートがそんなに楽しみやったんや……！』
「調子に乗るな」
ぱっと手を離して、二人並んで歩く。手を繋いだのに意味はない。幼馴染みだから、ただそれだけの、訳のわからない言い訳のような理由。それをいいように解釈しやがって、どんだけポジティブなんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 396人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました！ (2019年8月22日 11時) (
レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして！面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：も。 | 作成日時：2019年8月15日 5時
