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高校2年生の春、新しくクラス替えがあり、自分のクラスを確認する。日野A、自分の名前を探すと、2年B組であった。
自分の名前の下に、平野紫耀という名前があるのを発見し、今年も一緒かと少し肩を落とす。嫌なわけではないが、毎年同じクラスだと驚きを通り越して若干呆れてしまう。
幼稚園からずっと同じクラスで、家も隣同士。所謂、幼馴染みというやつ。それに加え、日野と平野でどうしても出席番号が前後になってしまうのだ。
ずっとこんな近い距離にいれば、もう馴れてしまう。
『俺とA今年も一緒や、運命やな』
「ここまで一緒だと偶然とは言い難いけどさ、運命って大袈裟すぎない?」
『そう?俺は運命やと思うけど……』
私と紫耀は常に隣にいることが多く、周りからはカップルだのなんだのと噂をされるが、そんな関係になったことは今までに一度もない。
紫耀に恋愛感情を抱いたことはない。それこそ、ずっと隣にいたから異性という目で見れていないのかもしれない。それは紫耀も同じで、私のことなどただの幼馴染みとしか思っていないはず。
しかし後に、それは間違いであると思い知らされることになるのだと、この時の私はまだ知らない。
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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました! (2019年8月22日 11時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして!面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も。 | 作成日時:2019年8月15日 5時