ソクジン＆ジミンさんの誘拐日記2

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HS「 ……… 」







練習室でただ突っ立っている







「 ホソクさんだぁ！！」


HS「 ……… 」








" 明日書きます "

" 明日やろう。"

" 明日までに "

" 明日俺から "




HS「 ………クッ……」






なんか、苦しい







「 ホソクさん？」


HS「 ウッ…ハァハァハァハァハァハァ…」






俺らしくない……







「 ホソクさん…！」


HS「 …明日…明日……明日…… 」






" 明日までに "

" 明日までに "





頭の中でぐるぐる回る

視界が…真っ白……








HS「 うるさい……ハァハァハァハァハァ…」




「 聞くな！！！！ 」









・








持っていたペットボトルが 落ちる





ダンスシューズに水が沁みる








・









HS「 へ…… 」






視界が戻る


いつのまにかAさんが目の前に来て

俺の耳を塞いでいた








HS「 な、何を…… 」


「 ……ッ…」








ギュッとまた強く俺の耳を抑える彼女は

目に涙が溜まっている








HS「 …なん、で……」





「 ……ニヒッ…」






彼女は、満面の笑みを浮かべるけど

涙がポロポロと流れていく



耳を抑えた手も緩まった







「 ……私が代わりに泣いてあげる……




……私が代わりに苦しむ…





だから……笑ってて……





貴方は、幸せそうな笑顔が





世界で一番似合ってるから…」






HS「 ………… 」







なんだよ…この人…

人の苦しみ知らないくせに…

苦労もなんにも知らないくせに……






でも…今だけ、泣いてもいいですか？









・









・









今だけ、この人に俺を預けていいですか？









HS「 …っ………









・









・









・









・









・









ありがとう……」

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