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3話 ページ5

You side


あれから何分か経った頃


ガチャッ


貴「おかえりなさい」

良「あれ、来てたの」

貴「うん、一応LINEしたんだけど」

良「あー悪い忙しくて見れなかった」

貴「そっかお仕事お疲れ様」

良「ありがとう」


そう言って良平は着替えるために寝室へ向かった


ブーブー


貴「良平の?」


この時、ケータイを見なければ良かったと後悔した


『今日はありがとうございました!
次もよろしくお願いします
(人1)』


貴「なに、これ……」

良「なにしてるの」

貴「良平これどういうこと?」

良「あー(人1)?なんか彼氏とうまくいってないらしくて相談にのってあげたの」


普段の私なら「そっか」と言っているはずなのにこの時私の中で何かがおかしくなった


貴「本当?」

良「本当だって」

貴「信じていいんだよね?」

良「どうした?」

貴「なんで?」

良「Aらしくないじゃん」

貴「私らしい?私らしいってなに?」

良「A?」

貴「良平の言ってる私らしさってなに?ずっと我慢してればいい?連絡取れなくても我慢してればいいの?デートの約束しても来てくれない人をずっと待ってればいいの?」

良「……」

貴「LINEも電話も私がずっと喋ってるだけ良平から連絡くれること無くなったよねそれでも私は仕事が忙しいからって自分に言い聞かせて来た今日だって待ち合わせ場所でずっと待ってたのに」

良「それは昨日急に仕事が入って」

貴「なら無理になったって連絡くれたっていいじゃん!昨日が無理でも今日の朝一言くれたってよかったじゃん!!」

良「ごめんて」

貴「ねぇ、今日が何の日か覚えてる?」

良「今日……?」


あぁ、やっぱりそうなんだな


貴「やっぱり……覚えてないんだね……今日は付き合って1年の記念日だったんだよ?」

良「!!」

貴「今まで良平の目に私はどううつってた?良平は今まで私のことどう思ってた?わたしにはもう良平の気持ちがわからないよ」

良「A……」


この言葉を言ったら終わりだって分かってたのに

頭では分かっていても1度口から出た言葉は消せない


貴「もう、終わりにしよ」

良「……」

貴「ごめんね、今までありがとう」


そう言ってから私は良平の顔を見ずに良平の部屋を後にした

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アミュレット(プロフ) - 大丈夫ですよ!ゆっくり休んでまた戻ってきて下さるのを楽しみにしています。 (2018年5月27日 11時) (レス) id: ca1512717a (このIDを非表示/違反報告)
紗綾(プロフ) - アミュレットさん» 発売決まったら即予約ですね!良平さんの写真集私も欲しいです!! (2018年5月7日 21時) (レス) id: 7e5a01daa4 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット(プロフ) - ですね…!!本当に写真集を作って欲しいと心から思います。 (2018年5月7日 21時) (レス) id: ca1512717a (このIDを非表示/違反報告)
紗綾(プロフ) - アミュレットさん» 髪を雑に拭いてるところをただ見たいという願望もあり我慢できず…良平さんずるい!! (2018年5月7日 21時) (レス) id: 7e5a01daa4 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット(プロフ) - 確かに、いや絶対に色っぽそうですね!また、考えただけで…(///∇///) (2018年5月7日 21時) (レス) id: ca1512717a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗綾 | 作成日時:2017年8月9日 10時

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