・ ページ9
あれから少し打ち合わせをして、解散することにした。
し「今日はありがとうな、送ってくわ」
「…悪いからいいよ、そんなの」
し「やっぱり、俺と…」
何か言いかけてやめる志麻。
「志麻と…なに?」
し「なんでもない。でももう暗いし、送らせて?」
そんなに言うならと思い、お言葉に甘えることにした。
し「なぁ、今彼氏とかいるん?」
「…え?」
し「いや、いるなら送るより迎えに来てもらう方が良かったんかなって思って…」
「…いないよ、ずっと」
そっか、と言って下を向く。
「私、ここだから」
マンションの前で立ち止まると驚いたように目を見開く。
し「ここって…」
「あーうん、うらたさんと同じところ。部屋は離れてるんだけどね」
私もうらたさんも最近知って、2人ですごい偶然だねって言ってた。
し「じゃあ、俺帰るな」
「あ、ありがとう。送ってくれて」
そう言うと、志麻は微笑んで
し「おう、またな」
と言い帰っていった。
その背中に少し、寂しさを感じた。
125人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sa_ya_syumi3a(プロフ) - 唄歌さん» ありがとうございます!これからもよろしくおねかいしますー (2018年2月15日 23時) (レス) id: 3911b716dd (このIDを非表示/違反報告)
唄歌 - 面白いです!更新ガンバです!(゜∀。) (2018年2月15日 22時) (レス) id: fd8ff6f07d (このIDを非表示/違反報告)
sa_ya_syumi3a(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます!毎日更新できなくて申し訳ないです…これからもよろしくお願い致します…! (2018年2月12日 20時) (レス) id: 3911b716dd (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです!これからも楽しみにしています! (2018年2月12日 19時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sa_ya_syumi3a | 作成日時:2018年2月3日 14時