【浦島坂田船】半 端 女 子【志麻】

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「…んっ」


目を開けると辺りはすっかり真っ暗で、手元にあったスマホをつけてみると9時。


どうやら中途半端な時間に起きてしまったらしい。


志麻とうらたさんから連絡が入っていたため、開いてみる。


うらたさん今日晩御飯たべた?


6時にきていたメッセージ。


A食べてなーい、また寝ちゃって今起きた


もうひとつ、志麻の方を開いてみる。


志麻うらたさんから聞いてんけど、もう寝た?何も食べてなかったらどっか食べに行かん?


これはついさっき。8:48だった。


A食べてないよ


どうしても素っ気なくなってしまう志麻へのメッセージ。



いい加減、素直になればいいのに。


ずっと気づいていたこの気持ちに、いつまで嘘をつき続けるんだろう。


ぼーっと眺めていると、また志麻からきていた。


志麻今からそっち行くわ、待っといて


スタンプを返して、少し散らかった部屋を片付けることにした。

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