【浦島坂田船】サクラ色担当.番外編【うらたぬき】 (ページ4)

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けんかページ4

名古屋のセンラの家に引っ越してきて、初めての年末年始。

セ「ちょ、Aはよそこ片付けてって」

「え、いまこっちやってんねんけど」

セ「はぁ？どんだけかかってんの、効率悪すぎちゃうん」

え、なんでこんな怒ってんのこの人。

確かに忙しいけど。

セ「俺今日また仕事あるしはよしてや」

「え、もう行かなあかんやん！」

まさか、まだお正月休みじゃなかったとは…

セ「やからはよしてって言うてんねん！俺居らんかったらどこ掃除しとけばいいかわからんやろ？！」

「いや、言うてくれたらわかるやん。何でそんなきれてんの？」

セ「お前がトロいからじゃ！」

ﾌﾟﾂﾝｯ

今のセンラの言葉は聞き捨てならなかった。

トロい？うちが？ありえへんねんけど、丁寧にやってるだけなんやけど。まじ何様？

「は？もうはよ仕事行けやアホ、鬱陶しいねん。次から次へとポンポンポンポン要求してきやがって、うちはお前の召使か！！」

セ「ここ俺の家やからなおまえふざけんなよ！調子のんなくそガキ！」

捨てゼリフのように言い去ったセンラ。

イライラしながらその出ていった扉をぼーっと眺めているとイライラも収まってきた。

あ、やらかした。

「あー、もうどうしよ…こんな大喧嘩久しぶりや…」

私のつぶやきは誰もいない部屋に響き渡った。