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錦戸「じゃあ…そ、その、えっと…話、を聞いてほしいんやけど…ええ？」
苗字「話、ですか…？」
突然そんなことを言い出した錦戸先輩に他のメンバーも驚いてる
でもどこか申し訳なさそうに上目遣いでこっちを見つめる錦戸先輩に勝てるはずもなく、私は少し頷いた。
錦戸「あんな、たぶんAも分かっとると
思うんやけど、俺、その…最初Aが入って
きた時、正直賛成ではなかってん。
なんでそんな嫌やってんかは分からへんねんけど、
たぶん今まで俺らに近寄ってくる女子が
誰かと付き合うためとかそういうのやってんか、やから、きっとこいつも、、って。
で、思った通りお前は毎日名前も知らん俺のこと追いかけてきて。
あ、いや、それは結局俺の勘違いやってんけど！
…けど、あんときはまた見た目だけで判断されとると思っててん。
でも違った。何日か体験来てたAのこと見てて、
こいつ、意外とええやつかもって。
練習も頑張ってるし、別に誰かに媚びるとかせえへんし。
俺の偏見やって気づいて、
そしたら今までのお前にめっちゃ申し訳ないことしてしまったって思って、
でもストレートに謝るとか、俺そういうのできへんし、、どうしようってめっちゃ迷ってん。
やから、せめて俺から名前伝えようって思ったんやけど、今思ったら意味わからへんよな…
とにかく！俺はもう別にお前のこと嫌っとるとかないし、気ぃ使わんでええから！
、、、って言いたかっただけやねんけど…
なんかしんみりしてもうた…笑」
苗字「、、ッ…((泣」
錦戸「え！？え！ごめんて！ほんま、ほんまごめん！」
苗字「ちがっ…違うんです…嬉しくて」
錦戸「え…」
苗字「話したいけどできないし、毎日追っかけるのも迷惑だよな、とか考えてて…
最近はあんまりなかったから、もしかして、
誰かに、怒られて、そうしてくれてるのかもって…」
錦戸「いや！ちゃう！ほんまに俺がやりたくてやってるだけやで！？」
苗字「うぅ…っ！それが嬉しくて泣いてます！！」
錦戸「…えぇ！？」
村上「Aも泣いたり喜んだり忙しいやっちゃなぁ！！笑」
渋谷「亮がいきなり真顔になるからびびったわ！」
横山「顔が整ってるやつの真顔って余計怖いねんな！笑」
安田「ッ…ほんまヨカッタァ…((泣」
大倉「え！なんでヤスが泣くん！？」
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作者名：しらす | 作成日時：2018年10月28日 17時
