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大事件…
それは今朝起こった。
いつものようにあの先輩の姿を探しつつ下駄箱で靴を履き替える
今までもこの場所では何度か先輩に会うことがあったから期待してしまう
私が必要以上にゆっくり動いているのは言うまでもなくその期待から
まずは右足の靴を脱いで、、ゆっくりおろして次に左足、、
A「おっと…あっぶな〜」
ゆっくり動きすぎてよろめくこともしばしば。
数分ねばっても先輩は来ない
もう行かなきゃホームルームが始まる
中庭を通って校舎に入る
…っっ！
A「すみません！…って先輩！！」
錦戸「あぁ！やってもうた…会ってもうた…」
A「もうた…って！おはようございます！先輩！」
錦戸「…錦戸」
A「へ？」
錦戸「錦戸。錦戸亮」
A「え…なんで…？」
錦戸「いやなんでって…逆に名前も知らんやつのこと良う追いかけまわせたなぁ」
A「いやでも…なんで今…だって…あの…私…えっと…」
錦戸「なんでもええやろ！あーもう！ホームルーム始まってまう！」
あ…行っちゃった…
いや、嬉しい。先輩に会えたことも、名前教えてくれたことも、嬉しい、嬉しいけどさ…
私なんかしたっけ？本当にわかんない、なんで急に？？
とりあえず作戦成功？こんな短期間で？
なんか思ってたのと違う、、
いや、でもこんなのもありなのか？
とにかく、苗字Aは先輩の名前をゲットした！！てことで！
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作者名：しらす | 作成日時：2018年10月28日 17時
