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しばらくして、スタッフに『そろそろお色直しのお時間です』と声を掛けられた。
部屋に向かう途中
小「ごめん、俺一回トイレ行くね。すみません、場所教えてもらえますか？」
スタッフ「案内いたします。奥様はこちらでお待ちください」
奥様…か。
なんか変な感じだな
増「…あ」
たまたま会場から出てきた彼。
増「………久しぶりだね。」
「そう…だね」
増「まさかこんなとこで会うなんて。」
「うん…びっくりした。」
増「橋本、綺麗になったな」
「もう橋本じゃないよ」
増「そっか。小山、なんだよね。」
なんだか少し、寂しそうに笑う。
その笑顔が見ていられなくて、咄嗟に
「ごめん、もう行かなきゃ」
って嘘を吐いて歩き出す。
その罰なのか、自分のドレスを踏んでしまって。
増「あぶな…っ」
気付けば増田くんの腕の中にいた。
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作者名：りとる▼ | 作成日時：2018年1月22日 18時
