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しばらくして、チャイムが鳴った。
「仕事は大丈夫なの?」
増「大丈夫、今日有給とってる」
増「あのさ」
増「俺は、こないだ言った通り、Aが好きだよ」
「…うん」
増「Aもそう言ってくれたじゃん。
小山が浮気してるとかしてないとかそういう事じゃない。俺はそう思ってる」
「…だけど…
私、慶一郎を放っておけないの」
増「やっと会えたんだよ?俺たち。」
顔には決して出さない増田くんだけど
声が震えているのを感じた。
増「もう離れたくないんだ」
そんなの、私だって同じなのに
昨日の慶一郎を思い出したら何も言えなくて。
「ごめん、増田くん…ほんとに、ごめんなさい」
とは言いながら
行かないでって思う自分もいて。
増「…最後に1回、抱かせて」
「…うん」
ダメだって分かってたけど
…今だけは
貴に溺れてたい。
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作者名:りとる▼ | 作成日時:2018年1月22日 18時