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「はい、どうぞ」
増「ありがと」
部屋の押し入れから毛布を出して、ベッドにかける。
軽く整えていたそのときだった
いきなり視界が一転した。
「…ますだ、くん……」
気付けば増田くんの顔が目の前にあって、思わずドキリとする。
増「ごめん、もう我慢できない」
そう言ったかと思うと、唇に柔らかい感触。
何度か繰り返すうち、だんだん深くなっていく。
「ん…っ、だ、だめ…っ」
増「嫌だ、やめない」
妖艶に微笑んで、キスを続ける。
いつしか抵抗もしなくなって。
「たか…っ」
どうしてそう呼んだのか、自分でもわからなかった
増田くんも、ひどく驚いた様子で。
…そりゃ、そうだよね
“たか”なんて呼んでたのも、もう何年も前のことだもんね
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作者名：りとる▼ | 作成日時：2018年1月22日 18時
