検索窓
今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:40,873 hit

30 ページ30

手越side









「な…にが?」









手「Aのこと、独り占めしたい」









そう言うと、Aは俯く









「……私、祐也のものだよ?」









Aはそう言ったけれど、少し躊躇したように見える。









手「いや…いいんだよ?まだ付き合ったばっかりだし。だけど、Aは俺を好きになる気あるのかなって思ったんだ」









我ながら最低な言葉だ









こんな問い詰めるようなことがしたかったわけじゃないのに。









「あるよ……」









今度は悲しそうに言った。






まるで、まっすーへの気持ちをなかったことにするのを拒むように。









その瞬間、俺じゃだめなんだなって悟った









どうしたって、この子はまっすーが好きなんだ。









でも、それなら









せめて今だけは、俺の腕の中にいてもいいよね









手「A」









少し怯えているAを、思い切り抱きしめる。









手「好きだよ」









Aの柔らかい肩に顔をうずめる。









「手越くん……」









甘い声で俺を呼ぶ









Aにその気がないのも怖がってるのも気づいてるけど









お願い、これが最後だから









今だけは









俺を見て。

31→←29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
162人がお気に入り
設定タグ:NEWS , 増田貴久 , 手越祐也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りとる | 作成日時:2017年3月25日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。