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いつも通り、のろまな足で朝ごはんを作る。
たまに、仕方がなく食料も買いに行く。
「パンがない……」
出たくもない外に渋々出て、近くのコンビニまで、フードを深く被って出かける。
顔も見られたく無いし
足早に駆けると、足先がつまずく。
「っ……!?」
あ、頭からっ………
…?
衝撃は、いつまで待っても来ない。
い、や、足が…浮いて…?
恐る恐る目をあげると、背丈の高い、赤く染まった髪の人がいた
『大丈夫か?』
「……!?あ、……え…と、大丈…夫。」
久々に人と会話なんてしなかったから、言葉が出てこない。
私は、人が嫌いなのにっ…何でこんなに落ち着いてる……?
『にしても、危ないな…。フード上げろ。だから転ぶんだって、ほら。』
フードをあげられると思って、咄嗟に止めようとしたけど、無理だった。
「っぁっ…………!?」
『………かわ、いい。』
私は、パニックで意識を手放した。
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作者名:#.胡桃 | 作成日時:2018年4月22日 16時