るぅとくんは甘いキスがしたいようで【stxxx】

ご ページ7

「僕は口以外受け入れないから。そっちが強制的に襲ってきても嫌だから」

『なんで私が悪いみたいになってんの……襲わんわぼけ』

「なんでよ！！」

『なんでよ？！』


るぅとがジェルくんと同じ頭しているなんて嫌だ！！！
なにこれ夢？？？

昨日までただの前の席のクラスメイトだったよね？！？！


「僕はずーっと中学の頃からAに想ってたんです。そ、その、ある日突然ときめいてしまって！！！」

『ほぉ。いつ？』

「あれは中学2年生の時だったかな……。唐揚げ弁当をAが食べてたとき。なんていい食べっぷりだなんて思って。唐揚げ美味しそうだなって…」

『いやそれ単に唐揚げに恋しとるやんけ』

「確かに！！！」


ポンって手を合わせるるぅと。


この子本当に大丈夫？？？

君お友達いる？？大丈夫？？！！



「大丈夫ですよ、友達ちゃんといます！！！なんならジェルくんともお友達です！！！」

『逆に友達じゃない方がおかしいわ』

「どうゆう意味です？」


るぅとと友達の人…きっとジェルくんみたいな人だろうなぁ……。








なんて思ってたのは数分前。


「るぅと、帰ったら一緒にオンラインでゲームしようぜ。」

「はい！！」


「るぅとくん！！！勉強教えてくださぁい！！」

「しょうがないですね」


「るぅと見て！！！これ俺のワンちゃん！！可愛いでしょ！！」

「うん可愛い」


「るぅとくん、ちょっと手伝いしてもらってもいいかな？」

「全然いいですよ！！」


「るぅちゃん、一緒にカタツムリの生態について調べようよ！！」

「じぇ、るくん……」



めちゃめちゃ友達いるやんけ。

イケヴォの人とショタヴォの人と頭おかしい人1人と、個性豊かすぎる。



「るぅとくん！！」


『あぁもうるぅとるぅとうるさい！！！』

「はっ、Aみんなに嫉妬？！」

『違うわばか』

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