るぅとくんは甘いキスがしたいようで【stxxx】

じゅうに ページ14

「お近づきの印にちゅーをプレゼントしましょうか？」

『いらないです』

「あっ、やっぱちゅーがいいですね！！」

『いらないです』

「キス以外の選択肢なんてありませんよね！」

『十分にあります』



いやこいつ頭悪いのか…？

完全なるキス魔。軽々しく「付き合えばいいんでしょ？」なんて言わない方がよかったわ。



「好きな子と一緒に入れるなんて、こんな幸せ他にありません！！こうやってイチャイチャできるのも、そうゆう関係になった者の特権じゃないんですか？」

『ま、そうゆう人もいるだろうけど。私は付き合うが付き合わないが今までと違う接し方されるのやなの。』

「えぇ…じゃあ何にもできないじゃないですか…」

『君付き合う前から私に精神的ダメージを負わせてたこと気づいてない？』


そうだったんだ、と言わんばかりの表情。気づいてなかったんかい。


そういえば、あのトラブルメーカーどもは皆帰ったらしく、こんな状況で私を置き去りにして行った。
唯一ころんくんだけ心配をしてくれた。やっぱ、付き合うならああゆう子に限るね、うん。


「ころちゃんも意外と腹黒ですよ」

『絶対嘘。彼すっごく素直じゃん。裏表ない感じの』

「まぁ、腹黒ではありませんね。素直すぎます。女の子と先輩と先生の前だと変わります」

『最低じゃんか』


いい所あると思うよ？！？！ほら、可愛いし！きゅるんってしててくりっくりなおめめに、平均より少し低めな身長とか、女の子の前だと変わるって言っても、紳士的になるとか！！！


「なんでころちゃんの話すんの？」

『あっ、ごめんなさい』

「はい罰ゲームちゅーして」

『お前やっぱ腹黒か』




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