十五話 ページ34
「なんで、ここにいる。」
ぶるーく。驚きで声が少し細くなりながらも視線の先にいる人物の名前をつぶやくスマイル。
名前を呼ばれたぶるーくは、声こそは聞こえないもののなになにー？と幻聴が聞こえてくるような表情でそこに立って居た。
ぶるーくはポケットの中に手を突っ込みメモとペンを取り出す。文通をしようとしているのだろう、書き終わったのか笑顔でこちらにメモを見せてきた。
〈Aと2人きりで密会とかずるいんですけど！僕もまぜてよ〉
ぶるーくは私の名前を知っていたのは初日の戦闘でスマイルがミスをして私の名前を呼んだからなのか、それともこの前の話に出てきた私の名前を聞いていたからなのか。
「いつから聞いていた」
〈んー、なんか同期のメイド？が記憶操作でうんぬんかんぬんのところ。というか、スマイルが今呼んでたし似てるとは思ったけど本当にAなんだね。僕ぶるーくだよ覚えてるー？〉
聞いていたのはきんときの記憶操作の話をしていた時からだったらしい。一応反応しなければと思い私は覚えてる？という質問に対しYESの意味を込めて首を縦に1回振った。
私が返事をしたのがよっぽど嬉しかったのかぶるーくはわぁっと目を輝かせ私の腕を掴み上下に勢いよく降った。本人は無意識なのだろうが少し爪がくい込んでて、振る勢いも強いから腕が痛い。
するとそれを外から見ていたスマイルが辞めてやれ、と言うようにぶるーくの手を掴み、私の手を解放してくれた。
「痛がってるから辞めてやれよ」
ぶるーくは手を掴み、私の手から己の手を退けたスマイルに少し不機嫌そうな態度を見せるものの、私が痛がってると知ったからかすごく焦った様子でこちらを見ている。
それをじっと見ているとぶるーくは手を合わせてごめんと謝っているようにみえるジェスチャーをする。
私は大丈夫と言う意味を込めて先程と同様首を縦に振った。ぶるーくは安心したような顔でこちらを見ていて彼の周りはまるで花が飛んでいるようだった。
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黒灰白有無％(プロフ) - やっぱり面白くて大好きです！約2年前から読ませていただいていて其れから今迄少なくとも20周はしてるほど大好きで、消失系の小説で幼馴染設定はあまり見たことがないので嬉しい?です！！気が向いたらでいいのでまた更新をまってます！これからも応援しております！！ (8月6日 0時) (
レス) @page35 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
愛流 - ストーリーが全然飽きないしすごい面白いです！！更新ゆっくりでいいので待ってます！頑張ってくださいっ！ (2022年8月2日 15時) (レス) @page35 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
柿 - っあ〜面白すぎる…更新頑張って下さいね! (2022年7月30日 0時) (レス) id: 02b490d08e (このIDを非表示/違反報告)
スカ一(プロフ) - つゆさん» こんにちは、コメントありがとうございます…！更新頑張っていきます…！応援メッセージありがとうございました！ (2021年10月11日 15時) (レス) id: c3f5308968 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とっても面白いです、、！五感消失クラフト大好きなので、もぅ、、神ですね！これからの展開が気になる…更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月22日 23時) (レス) @page34 id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾄｸﾆﾍﾞﾂﾆﾅﾆﾓﾅｲﾖ | 作成日時：2021年9月14日 13時
