四話 ページ4
「Aと別れてから俺達6人は国のトップになった。王はnakamuで…と言っても全員同じ地位だけどな。それで…」
スマイルは驚いている私を置いていきながらも色々なことを教えてくれた。
まず初めに6人が国のトップになったこと。nakamuは王様で他5人は幹部らしい。あの時に約束したことをしっかり守ったんだ、と嬉しくなった。
二つ目は私の家のこと。
私の家は6人と同じようにかなり上の地位にいる貴族で、父は国の幹部だった。
しかし、ある日、大きな戦争の影響で一人娘だった私は他国に逃げることになった。その戦争は勝ったものの、父は戦争で部下を守りながら勝利に導いたが、命を落とし、国の英雄となった。
母も父もおらず、私も他国に居るということで私の家は自然消滅。その代わり父の銅像に英雄という名と共に私の家の家紋が刻まれたらしい。
三つ目はこの国を襲った呪いのこと。
2年前、WT国が捕虜として他の国から連れてきた姫がスパイだった為、処刑したところ姫が使った呪いにより王と幹部…つまり私の幼馴染5人の五感が1つずつ失われたらしい。
そしてその影響で
なかむは味を感じない様に、ぶるーくは喋られなくなり、シャークんは力加減が出来ずに触れたものを全て壊す様に、きりやんは目が見えなくなり、スマイルは耳が聞こえなくなった。という事だった。
きんときは姫の処刑の日、外交に出向いていた為影響を受けていなく、姫の処刑を決めたのはきんときだった為悔やんでいる。との事らしい。
「さっき、Aが俺になんか話しかけていたかもしれないがそれも俺には聞こえていない。
なかむは前よりも部屋に籠って仕事をするようになったし、食事も取らなくなった。
シャークんも部屋に籠りっきりだ。部屋に入るのは食事を届けに行くメイドだけ。と言ってもメイドも運の良い奴以外は全員粉々だ。
ぶるーくはよく訓練場に行って暴れては一般兵を大怪我させている。
きんときは俺たち5人以外に優しくすることはなくなった。気に食わない奴は全員クビにするし、処刑する。
きりやんも部屋に籠りっきりだ。昔みたいには出来ないからと言ってメイド監視の元、薬の調合だけしてる。
俺も何も聞こえないから部屋から出ることがない。出た所でやることも無いしな。」
「全部狂ったんだよ、あの日から。」
スマイルはへらっと笑って私を見る。なんといえばいいのか、頭が回らなかった。
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黒灰白有無％(プロフ) - やっぱり面白くて大好きです！約2年前から読ませていただいていて其れから今迄少なくとも20周はしてるほど大好きで、消失系の小説で幼馴染設定はあまり見たことがないので嬉しい?です！！気が向いたらでいいのでまた更新をまってます！これからも応援しております！！ (8月6日 0時) (
レス) @page35 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
愛流 - ストーリーが全然飽きないしすごい面白いです！！更新ゆっくりでいいので待ってます！頑張ってくださいっ！ (2022年8月2日 15時) (レス) @page35 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
柿 - っあ〜面白すぎる…更新頑張って下さいね! (2022年7月30日 0時) (レス) id: 02b490d08e (このIDを非表示/違反報告)
スカ一(プロフ) - つゆさん» こんにちは、コメントありがとうございます…！更新頑張っていきます…！応援メッセージありがとうございました！ (2021年10月11日 15時) (レス) id: c3f5308968 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とっても面白いです、、！五感消失クラフト大好きなので、もぅ、、神ですね！これからの展開が気になる…更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月22日 23時) (レス) @page34 id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾄｸﾆﾍﾞﾂﾆﾅﾆﾓﾅｲﾖ | 作成日時：2021年9月14日 13時
