閑話 幹部会議 ページ23
Aが先輩と呼ぶメイドと2人で部屋に戻っている時、WT国城内最上階にある幹部専用の会議室では、幹部達が会議を行っていた。
大きな四角のテーブルを囲むように右に3つの椅子が、左も3つの椅子が置かれていて、
右の椅子には奥からぶるーく、きりやん、きんとき
左の椅子には奥から空席、スマイル、なかむが座っていた。
左奥の空席には緑のヘッドホンがその場に居ない幹部シャークんの代わりとして置かれており、幹部なかむとぶるーく、そしてスマイルが座る席の前には紙とペンが置いてあった。
最初は周りの国について外交官のきんときから周辺の国についての話があった。その次に医師のきりやんから薬の改良について。
各々が担当しているものについて話終わり、最後は書類やメイド、傭兵や兵士等を担当しているスマイルが話す番になった。
「多分俺のが一番気になってる奴が多いと思う。つい2週間前、シャークんが感じとったあの気配の正体。」
今まで適当に話を流していた様子だったぶるーくや、なかむはスマイルの話に耳を傾ける。
「気配が強くなったってシャークんが言ってた日に入国審査所に見に行ってきたけどそれらしきものは「なにも」なかった。」
「あれは確かにアイツの気配だったんだぞ」
ヘッドホンから不機嫌そうなシャークんの声が会議室を響くが、スマイルにはそれは聞こえない。
その為、なかむが手元にある紙にペンを走らせ、シャークんの言ったことをスマイルに見せる。
「気配を感じたと言われても俺が行った日に気配の正体が見つからなかったんだ。その後からはシャークんは気配を感じていない。間違えたんじゃないのか？」
「…でも俺は確かに！」
冷たいスマイルの声に反論しようとするシャークんの声、でもその声はスマイルでも、シャークんでもない声によって掻き消された。
「アイツは死んだ、10年前に。だからもう…やめよう。希望を見出すだけ無駄だ。」
「…きんとき、でも！」
「俺だって期待はしたよ！鮭、お前がいきなりAの気配を感じ取ったって言った時は！でもスマイルが見つけられなかったんだ。…なんかの間違いだったんだよ」
頭を片手で抱えてそう言うきんとき。流石にシャークんも黙り、スマイルも何かを感じとったのか何も喋らない。
重たい雰囲気が流れる中、それを破ったのは今まで口を開かなかったきりやんであった。
「俺、シャークんが言ってた気配の正体わかったよ」
その言葉はきりやん以外の5人を混乱させた。
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黒灰白有無％(プロフ) - やっぱり面白くて大好きです！約2年前から読ませていただいていて其れから今迄少なくとも20周はしてるほど大好きで、消失系の小説で幼馴染設定はあまり見たことがないので嬉しい?です！！気が向いたらでいいのでまた更新をまってます！これからも応援しております！！ (8月6日 0時) (
レス) @page35 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
愛流 - ストーリーが全然飽きないしすごい面白いです！！更新ゆっくりでいいので待ってます！頑張ってくださいっ！ (2022年8月2日 15時) (レス) @page35 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
柿 - っあ〜面白すぎる…更新頑張って下さいね! (2022年7月30日 0時) (レス) id: 02b490d08e (このIDを非表示/違反報告)
スカ一(プロフ) - つゆさん» こんにちは、コメントありがとうございます…！更新頑張っていきます…！応援メッセージありがとうございました！ (2021年10月11日 15時) (レス) id: c3f5308968 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とっても面白いです、、！五感消失クラフト大好きなので、もぅ、、神ですね！これからの展開が気になる…更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月22日 23時) (レス) @page34 id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾄｸﾆﾍﾞﾂﾆﾅﾆﾓﾅｲﾖ | 作成日時：2021年9月14日 13時
