【本編】喫茶フェアリー【募集企画】

八話　シルヴァーニ・カミュ ページ9

「いらっしゃいませー」


開店してから数十分。

俺は続々と入ってくるお客さんに笑顔で挨拶をした。


「そっちオーダー取って」

「リンゴってどこにありますか！？」


厨房からはせわしない声が聞こえてくる。

だが俺は料理を運んだりすることのみが専門だ。


朝は厨房を掃除するけど、実際に厨房を使ったことは無かった。

ちょうどその時、俺好みのお姉さんが入店してきた。


(美人！優しそう！よし、俺がオーダー取る！)


俺はタイプのお姉さんが来たら積極的に注文を取ることにしている。

お姉さんなら基本的に何でもいいけど、やっぱり外せないのは美人で優しい事だろう。


「おねーさんいらっしゃいませ！ご注文承ります！」


俺が元気よく声をかけると、お姉さんは困ったような笑顔になった。


「…あの、京くんっているかな？」


あ、京さんのファンだったのか。

(え、俺のファンもこの世に一人ぐらいいるよね)

京さんは若い女性に人気で、彼が目当てでやってきている女性も少なくない。


俺はそんなことを考えながら、ここは京さんに任せて新しいオーダーを取ろうと、店内を見渡した。


俺だって学校ではそれなりに人気がある方なんだけど。

どうやらお姉さん系にはウケないらしい。


俺は新しいお客さんの元へ行って、笑顔で話しかけたー…。


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勝手に京さんの設定を追加＆勝手に開店、すみません。

気に入らなかったら直しますのでお声がけください。

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